皆さんこんにちは！
立花駅から南に徒歩４分 フェスタ立花南館の近くにあります、
こころ整骨院立花院の鍼灸師の佐藤です。
前回は急性腰痛（ぎっくり腰）についてお話していきましたが、
今回は深堀して、椎間板ヘルニアについてお話していきたいと思います。
1,椎間板ヘルニアとは
椎間板ヘルニアとは、背骨の骨と骨の間にある椎間板というものの一部が飛び出して神経に当たり、
手足の痛み、しびれなどの症状が出る病気です。
椎間板は背骨の骨と骨の間に存在するクッションのようなもので、椎間板があることで背骨がしなやかに動くことができます。
背骨の後ろ側には脊柱管という骨に囲まれた空間があり、この中には脳と手足をつなぐ神経が通っています。
ここに椎間板が飛び出して神経が押されることで、その神経が伸びて行った先の手足の痛みやしびれを感じたり、
手足が動き難くなったりするわけです
また場所によって名称が変わり、
頸の場合は、「頸椎椎間板ヘルニア」
腰の場合は、「腰椎椎間板ヘルニア」という風に言われています。
2,ヘルニアの症状
頸椎ヘルニアでは、主に
・手の痛み、しびれ、動かしにくさ
力が入りにくいという症状が出ます。
・ヘルニアの場所によって痛みやしびれが出る場所が変わり、首筋や肩甲骨のあたりが
痛くなることもあれば、ヘルニアの大きさ次第で、足にしびれや、歩きにくさと言った
症状が出ることもあります。
腰椎ヘルニアでは、主に
・お尻や足の痛み・しびれ・動かしにくさ・力が入りにくいという症状が出ます。
痛みやしびれは下半身のどこにでも出る可能性がありますが、特に
お尻から太ももの裏側の痛みは坐骨神経痛とよばれ、腰のヘルニアの代表的な症状です。
手足の症状が出る前に、首や腰の痛みだけを感じることもあります。
急に症状が出ることもあれば、徐々に出ることもあります。
頸椎ヘルニアでも腰椎ヘルニアでも、神経が非常に強く押されている場合にはおしっこや
お通じが出にくい、あるいは漏れてしまうという症状もあります。
これらの症状は脊柱管狭窄症という病気などでも出ることがあり、症状だけでは区別が
つかないことも多いです。
3,椎間板ヘルニアの原因
腰椎については、腰に負担がかかる作業が多い人に起こることが多いという話がありますが、
あまり関係がないという話もあります。特に負担がかかるような作業をしていない方でも
ヘルニアになることがあるので、誰にでも起こる病気と言えます。
4,椎間板ヘルニアの治療
椎間板ヘルニアの多くは数か月で自然に小さくなり、症状が軽くなるといわれています。
飛び出したヘルニアが完全になくなることはありませんが、神経に当たらなくなったり、
押されていた神経の炎症が治まったりすると症状が軽くなると考えられています。
ただ日常生活の癖や体の使い方で、神経の炎症が治まりにくい場合があり、
その場合はまず炎症をしっかり押さえる治療から取り組む必要があります。
整体もそうですし、鍼灸治療は炎症に対してすごく相性のいい治療法です
またヘルニアを小さくするような飲み薬、運動、リハビリは残念ながらありません。
安静にする必要はありませんが、姿勢や動き方によって痛みやしびれが出る場合、
その状態では神経が刺激されている可能性がありますので、なるべく症状がでない
ような生活を心がけましょう。
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