新年あけましておめでとうございます。
旧年中は格別のご厚情を賜り、誠にありがとうございました。
たくさんの患者様との出逢い支えられ、心より感謝申し上げます。
本年も変わらぬお引き立て、一層のご愛顧のほどよろしくお願い申し上げます。
皆さんこんにちは!
立花駅から南に徒歩4分 フェスタ立花南館の近くにあります、
こころ整骨院立花院の鍼灸師の佐藤です。
今回は肌を守るセラミドについて書いていきます。
皆さん「セラミド」はご存じでしょうか?
どんなものかは知らないけど、名前なら聞いたことあるっていう
方が多いのではないでしょうか?
「セラミド」とは
皮膚のもっとも外側にある角質層は、角質細胞が何層にも積み重なっていて、
細胞と細胞の間を脂質が埋めています。
セラミドは、細胞間脂質の成分のひとつで、細胞と細胞をつなぎとめ、
水分を保つ働きをしていることが特徴です。
角質内のセラミドが不足してしまうと、肌が本来持っている保湿力が
弱まって、乾燥が進んでしまうのです。
セラミドの働き
・保湿機能
細胞と細胞の隙間を埋めて、水分を蓄えることで乾燥から肌を守ってくれます。
それによって、キメの細かい肌になり、肌の透明感をキープできたりするのです。
・バリア機能
摩擦や紫外線などの外部刺激から肌を守るバリア機能も備わっています。
セラミドが細胞と細胞の間の隙間をなくすことで、
水分の蒸発を防ぎ、外部刺激が肌の奥に侵入するのを防いでいるのです。
セラミドの種類
主に4つの種類に分けられます。
・ヒト型セラミド
・植物性セラミド
・動物性セラミド
・疑似セラミド
それぞれの特徴として、
ヒト型セラミド
ヒト型セラミドは主に酵母を使って生成された美容成分で、
ヒトの皮膚にあるセラミドとほぼ同じ構造のつくりをしています。
肌への保湿力や浸透力に優れていて安全性が高いのが特徴です。
最近では、スキンケアアイテムだけでなく、サプリや栄養ドリンク
からヒト型セラミドが摂取できる商品も数多く発売されています。
【ヒト型セラミドの主な種類と期待できる効果】
・セラミド1(セラミドEOP);水分を保持する、外部刺激から肌を守る
・セラミド2(セラミドNS/NG);高い保湿力
・セラミド3(セラミドNP);水分を保持する、シワの軽減と抑制
・セラミド4(セラミドEOH);外部刺激から肌を守る
・セラミド5(セラミドAS/AG);外部刺激から肌を守る
・セラミド6(セラミドAP);水分を保持する、ターンオーバーの促進、シワの軽減と抑制
・セラミド7(セラミドAH);肌の常在菌のバランスを整える
植物性セラミド
植物性セラミドは、米、トウモロコシ、大豆、こんにゃく、小麦、ゆず、パイナップルなど
植物から抽出したセラミドのことです。
食品由来成分なので肌に優しく安全性が高いのが特徴です。
しかし、親和性が低いデメリットがあり、食物アレルギーのある方は原料となる
成分に注意が必要です。
動物性セラミド
動物性セラミドは動物の脳やせき髄から抽出されたセラミドのことです。
牛由来の物が主流でしたが、狂牛病問題の影響によって
馬由来の物が多く使われるようになりました。
4種類のセラミドの中で最も高価ですが、人間の持つセラミドと構成が似ていて
浸透力や保湿力に優れています。
近年では動物愛護の観点から、動物由来のセラミドを避ける人も増えています。
疑似セラミド
疑似セラミドは石油を原料に、ヒト型セラミドに似せて科学的に合成した成分です。
加工しやすいため、安価で高配合の商品を手に入れやすいメリットがあります。
疑似セラミドは角質層まで浸透しないので、ヒト型セラミドのように肌にあるセラミドを
補う効果は期待できません。
肌の表面にとどまって保湿するのが主な役割です。
疑似セラミドは成分表示名に「セラミド」と表記されず、
「ヘキサデシロキシPGヒドロキシエチルヘキサデカナミド」
などの成分名で表記されています。
セラミドが不足してしまうと、、、
・肌のかさつき、ツッパリ感
セラミドが不足すると、肌の潤いを保てなくなるため、肌がカサついたり
ツッパリを感じたりすることも。
放置すると、さらに乾燥が進んで白い粉をふいたり、肌がゴワゴワ硬くなったり
するでしょう。
・肌荒れ
肌の角層のバリア機能が低下することで、外部刺激に弱くなります。
少しの刺激が肌の赤みやかゆみの原因になることも。
・小じわ、シミができやすい
バリア機能が低下した肌は、紫外線や空気の乾燥、摩擦などの影響を強く受けてしまいます。
その結果、肌のキメが乱れたり弾力が失われたりして、小じわができてしまうのです。
また、肌が刺激を受けることでメラニンの生成が活発になるため、シミのリスクも高まります。
では、どうしてセラミドが不足してしまうのでしょうか?
その原因は、
・加齢
セラミドは、加齢とともに減少していきます。
加齢を防ぐことはできないため、セラミドはどうしても減少するものだと
覚えておきましょう。
しかし、早めに対処することで、セラミドをできるだけ減少させないことも
大切です。
・ターンオーバーの乱れ
ターンオーバーとは肌の生まれ変わりのこと。
セラミドは、ターンオーバーによって生成されるため、ターンオーバーの
乱れはセラミドの減少を招きます。ターンオーバーが乱れる原因は、
睡眠不足、食生活の乱れや運動不足など、毎日の生活習慣やライフスタイル
と関連する場合が多いです。
・洗顔のしすぎ
洗顔をしすぎると、肌の汚れと一緒にセラミドまで流れてしまいます。
汚れをしっかり落とそうとして、強く洗っている方は要注意です。
しっかり泡立てて優しく洗顔しましょう。
セラミドを補う方法
・セラミド配合の化粧品を使う
セラミドはスキンケアで補うことができます。肌の乾燥を感じたら、
セラミドが配合された化粧水や乳液などのスキンケアを選ぶのがおすすめです。
・食事やサプリメントで補う
食事やサプリメントでもセラミドを補うことができます。
セラミドは、こんにゃくや大豆、黒豆、小豆、わかめなどに多く
含まれています。
また、サプリメント等で補うのであれば
ビタミンB群がセラミド合成にかかわるので、積極的に摂取していきましょう。
日々の食事にセラミドを含む食材を取り入れることで、
健やかな肌を保ちやすくなります。
また、新年を迎えて、約2週間経ちます。
正月休みが終わり元の日常に戻りつつあるのではないでしょうか?
前回の記事にも書いていたように、年末年始のような長期休みは
いつもと生活のサイクルが変わりやすくなります。
・暴飲暴食
・夜更かし
・運動不足
などなど、このような不摂生が重なると、
身体を痛めたり、体調を崩したりなどと言った
様々なトラブルを招いてしまいます。
当院でも休み明けから身体の調子がわるいと、訴える方が
多くなってきています。
身体の健康管理の習慣づけあるいは
習慣を崩さないようにする必要があります。
鍼灸治療のコース内容について記載してあります