こんにちは!
立花駅から南に徒歩4分 フェスタ立花南館の近くにあります、こころ整骨院立花で鍼灸師を務めている佐藤です。
1月の中盤に入りましたが、最近は寒さがきつい日もあれば、暖かい日もあるなど、気温が安定しない日が 続いています。 身体は気温に合わせようとするため季節の変わり目は、いつも以上に疲労や負担が蓄積されやすいです。 そして多くなる症状がギックリ腰や、寝違え等の急な痛みを伴う「急性炎症」です。 急性の痛みが出てしまうと、通常の手技などの治療が難しくなってしまいます。その時におすすめされるの が、鍼灸治療です。
今回は急性炎症になりやすい原因と、なぜ鍼灸治療が効果的なのかを解説していきたいと思います。
実は、寝違えやぎっくり腰が起こるメカニズムはあまりハッキリしておらず、筋肉や靭帯の損傷、関節のズ レ、神経や椎間板など様々な説があります。 ただ、今の寒い時期は筋肉が固まりやすく、柔軟性が低下していきます。低下した状態で気温も暖かく動き やすい時期になると、身体の動きな対して筋肉が対応できず損傷してしまいます。
そのほかの考えられる原因としては以下のものがあげられます。
○悪い姿勢
大きな原因のひとつが「姿勢の悪さ」です。
特に、腰は座っているときは姿勢が崩れやすく、長時間座ることで、腰へのインパクトも大きくなります。
立っているときよりも、座っているときの方が、1 .4 倍も腰に負担がかかるというデータもあり注意が必
要です。
首は、肩よりも前に出過ぎてしまうことで負担が大きくかかります。最近だと長時間のパソコン作業や、ス
マホによるものが多くなってきています。これら2つは目線に対して、画面の位置が低いことが多いので、
肩よりも前に出やすい状態になりやすいです。
○同じ動作の繰り返し
重い荷物を持ち上げるために、かがんだり立ったり、腰をひねったりと、同じ動作をくり返すことで、腰に
負担がかかります。
また、前途した様に長時間同じ姿勢を続けることも、よくありません。
動かずに同じ姿勢でいると、筋肉がこり、関節の動きが悪くなります。正しい姿勢がとりにくくなり、それ
が続くとさらに腰痛は悪化します。
痛みがあるからといって、安静にするのではなく、逆に動くことで、筋肉や関節がゆるまり、正しい姿勢を
とりやすくなります。
○ストレス
実をいうと、ストレスも大きな原因と考えられています。
職場や家庭内でのトラブルなど、何らかの精神的なストレスがかかると、自律神経のうち、緊張状態を作り
出す交感神経の働きが高まります。特に首は影響を受けやすいです。すると、無意識のうちに筋肉が緊張
し、身体への負担を高めるのだと思われます。
これは肩こりのメカニズムと同じです。
精神的に疲れると肩がこることがありますが、腰も同じようにこるのです。
受験のシーズンになると、急に首や腰の痛みを訴える受験生が多く訪れます。しかし、受験が終わると、パ
タリとこなくなるのです。
こうしたことからも、ストレスが痛みと何らかの関係があることがわかります。
ストレスは精神的なものばかりでなく、物理的、環境的なものもあります。
たとえば、寒い冬になると、体が縮こまり、かたまりやすくなり、それがこりにつながります。
また、現代ではパソコンやスマホの画面を長時間見ることが増えていますが、画面から発する光が無意識の
うちにストレスとなって、体の緊張につながっていることも多々あります。
鍼灸が効くメカニズム
○血流改善
鍼をすると局所に発赤が出現することがあります。神経の末梢部で起こる特殊な反射により、血管が拡張
し、血流が盛んになったため起こると考えられています。
○鎮痛作用
急性炎症(ギックリ腰や寝違えなど)の症状が出ている間は、痛みに対する感受性が高まった状態になって
います。
鍼をすると、この過敏な状態が緩和されます。
鍼をすると痛みが軽減するのは、脳内からエンドルフィン・エンケファリンといった鎮痛効果のある神経伝
達物質が分泌されることによると考えられています。
また、血流が改善することによりブラジキニン・プロスタグランディン・セロトニン・ヒスタミンなどの発
痛物質が疼痛部位から減少することも考えられています。
○自律神経の調整
先程の原因の解説でも触れましたが、精神ストレスなどにより症状に繋がっていきます。
ストレスは、自律神経の中の1つ「交換神経」に影響を及ぼし、身体を緊張させてしまいます。
これにより血液や呼吸など身体の循環が滞ってしまい、筋肉の柔軟性の低下や痛みに繋がります。
鍼灸治療は、鍼の刺激によって自律神経の「副交感神経」に働きかけます。副交感神経は緊張を解く効果が
あるので、滞ってしまった循環を整えることができます。
これにより、鎮痛作用のある神経物質を患部に届けることができ、痛みを抑える効果があります。
○筋肉の緊張の緩和
筋肉の持続的緊張(こり)が長く続くと、血行不良・柔軟性の低下(関節の可動域の低下)・ 疲労などの
症状が出現します。更にひどくなると、頭痛・めまいの症状やギックリ腰や寝違いなどの急性炎症などの症
状につながるすることもあります。
鍼治療は筋肉の持続的緊張(こり)を緩和することや血管を広げる効果もあるので、疼痛性疾患や循環障害
を改善します。
~主な治療例~
冷やしている間に各症状に対応したツボに鍼施術を行っていきます。
全て患部から離れた場所にあるツボですので、急性期の症状には鍼灸を使った遠隔治療で進めていきます。
○時間が経過していない急性期(発症後2~3日まで)
まず、痛みが発生してから時間が経過していない急性期(発症後2~3日まで)の場合は、炎症が強く熱を
持っている為患部はあまり動かさずに冷やしていきます。
寝違えのツボとして落沈(らくちん)、首に繋がるツボである腕骨(わんこつ)、後渓(こうけい)、外関
(がいかん)を主に
ギックリ腰のツボは、手の甲にある腰痛点(ようつうてん)、足の膝下の外側にある陽陵泉(ようりょうせ
ん)、足の甲にある大衝(たいしょう)、などを使います。
○時間が経過している亜急性期(発症後5日~8日)
寝違えてから時間が経過している亜急性期(発症後5日~8日)の場合は、炎症があまり無く、動かすと痛い
というケースが多い為、筋肉に対して鍼施術を行います。
どのように動かすとどこに痛みがでるのかを検査し、痛めている、もしくは硬くなっている筋肉を見つけ
て、その筋肉とまわりにある筋肉に鍼施術を行います。
例えば、頭を左に倒すと右の首が痛む場合には右の胸鎖乳突筋や斜角筋の硬さや動きをみて、鍼施術を行い
ます。
その他にも首に直接関与する僧帽筋や肩甲挙筋にも鍼施術を行っていきます。硬さがあれば、その部位の血
流を滞らせて他の筋肉にも影響が出ます。首肩の血流を良くする目的でも鍼灸を使います。
それに加えて、首に直接関与はしなくとも、肩甲骨の動きが悪ければ肩が動かしにくくなり、それに起因し
て首が硬くなり寝違えに繋がることもありますので、肩甲骨まわりの筋肉(棘上筋、棘下筋、小円筋、大円
筋、広背筋、上腕三頭筋)にも鍼施術を行い、
腰であれば、臀部(中臀筋)や太腿の筋肉、ふくらはぎ等の体重を支える筋肉に施術を行い、動きの改善をは
かります。
当院では急性炎症の症状に対して、鍼灸治療で痛みを取り除いていきます。
急性炎症といっても種類や痛み方は様々で、1人ひとりのお身体に合わせた治療を行います。
いかがだったでしょうか?
今は寒暖差も激しく体調を崩しやすくなっています。
今回ご紹介させて頂いた症例は、決して他人事ではありません。
もし寝違え・ぎっくり腰になってしまった際は、当院にご相談ください!
皆様1人1人に合わせた治療プランをご紹介させていただきます!
スタッフ一同、心よりお待ちしております!
こころ鍼灸整骨院
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